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格安航空会社(LCC)の安い運賃が、激安パッケージツアーを実現。急成長するLCCが、日本の旅行業界を大きく変え始めた。

 帝国データバンクの調査によると、2009年度は52社の旅行会社が倒産し、その数が過去5年で最多だった。旅行需要の低迷や、価格競争の激化で資金繰りが悪化し、倒産に至る企業が続出している。さらに、航空会社のゼロ・コミッション(旅行会社に対する発券手数料の廃止)が本格化したことも、収益環境が悪化した要因とみられている。今後は、中国人の訪日外国人旅行者の増加や、羽田空港の国際化による旅行者の増加などが見込まれているものの、「安・近・短」の節約志向は、今後も続くと予想され、本格的な業績回復には時間がかかるとみられている。

 こうした中、旅行業界最大手のJTBが、マレーシア・クアラルンプール4日間が3万円の激安パッケージツアーを、12日より販売すると発表した。成田発のこれまでの同社のツアーより、4割近く安くなる。激安の秘密は、12月9日から羽田空港に就航する格安航空会社(LCC)「エアアジアX」を利用したこと。

 「エアアジアX」は、マレーシアの格安航空会社で、長距離国際線を運航するアジア最大手のLCC「エアアジア」の関連会社。12月9日より羽田-クアラルンプール間を週3便運航することになった。

 LCCは、運賃を安くするため、徹底した合理化を貫いている。一般的なLCCの場合、片道5時間程度で飛べる比較的短い距離に限定し、効率を高めている。また機種を1機種にとどめ、メンテナンス費用を削減するほか、2地点間の単純な往復にするなどして、無駄な経費を省いている。さらに、無料で提供する機内食などのサービスを有料に切り替え、全体のコストを抑えている。

 エアアジアXもこうした合理化策を導入しているが、大手航空会社しか手がけてこなかった長距離運航に参入したことで、急成長を遂げた。大手のビジネスモデルは、上級顧客に上質のサービスを提供するというもの。そこに、LCCのビジネスモデルを導入することで、「安・近・短」のサービスを求める利用者の、需要を獲得した。

 ただ、LCCの安全管理について、不安視するユーザーがいることも事実。これについては、全ての国が大手航空会社と共通の安全基準を満たすことを求めているため、問題はないという。

 最近では全日空も、LCCを新設する方針を明らかにしている。また成田空港は、羽田空港に利用客を奪われないよう、LCC専用のターミナルを整備する計画を進めている。LCCが新たな風を巻き込み始めたことで、旅行業界も大きく変貌していきそうだ。

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